Birdwatch Note Rating
2024-10-15 22:37:11 UTC - HELPFUL
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紫金山・アトラス彗星が次に観測されるのは8万年後という内容ですが、紫金山・アトラス彗星の軌道はほぼ放物線軌道(離心率e=1)となっており、軌道を計算する起点となる日時に応じて楕円軌道(e<1)か双曲線軌道(e>1)かが変わり、計算される公転周期は大きく変わることに注意が必要です。 https://ssd.jpl.nasa.gov/tools/sbdb_lookup.html#/?sstr=2023A3 8万年という情報はNASAも提示していますが、いつを起点とした軌道計算に基づくか示されていません。 https://blogs.nasa.gov/Watch_the_Skies/2024/10/02/ancient-oort-cloud-comet-to-make-first-documented-pass-by-earth-in-mid-october/ ジェット推進研究所による軌道計算サイトでは1800年の時点で公転周期(PRの値、日単位)は1億年以上、2200年の時点で約23万年と現時点では計算されています。 https://ssd.jpl.nasa.gov/horizons_batch.cgi?batch=1&COMMAND=%272023+A3%27&TABLE_TYPE=%27ELEMENTS%27&START_TIME=%271800-01-01%27&STOP_TIME=%272200-01-01%27&STEP_SIZE=%27400%20years%27&CENTER=%27@0%27&OUT_UNITS=%27AU-D%27
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